タガメについて 私が子供の頃は、本当にうじゃうじゃいましたが、最近は見かけることがとても少なくなってきました。大きな前足で魚やカエルを捕まえて体液を吸います。 もちろん、昆虫ですから空も飛びますので、飼育する場合はふた付きの入れ物でないと逃げてしまいます。 タイコウチやミズカマキリと同じでおしりの管で呼吸をしますが、タガメの場合はこの管がとても短いです。 また、えさも同じですが、タガメの腕にあたる部分は、非常にがっしりしています。 |
子守は父親 左の写真はタガメのタマゴです。水中ではなく、棒やら草等の水の上に産みます。 産卵後は、オスが卵を飲まず食わずの、つきっきりで守ります。 今回は田ぼで卵を見つけたのですが、オスがいませんでした。 そのため、持ち帰り孵化させることにしました。 オスタガメの代わりに毎日数回、乾燥しないように水を霧吹きなどでかけます。 「乾燥してもいけない!濡れすぎていてもいけない!」ということなので、大丈夫なんだろうかと気を使ってしまいました。 |
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赤ちゃん誕生 卵から孵化した幼虫は、水の中に落ちます。ですから水を張った入れ物に卵のついた草を入れています。(右の写真) 産み付けてからだいたい2週間前後で孵化してきます。 今回気がついたときは、すでにいっぱい産まれたあとでした。(数十匹が小さい水槽の中でうごめいているのは何ともいえませんでした。) 入れ物の升目は1マスが1cmですので大きさがわかりますか?小さいながらも親に似た姿をしています。共食いをはじめたのか写真を撮る頃は何匹か死んでしまいました。 生きた餌を食べるので、餌やりが大変です。(やってできないことはないのだが・・・) 結局、この後、最初に卵を見つけた田んぼにかえしました。 | |