アメリカザリガニ



分類:ザリガニ科


ザリガニについて 
 今ザリガニと言えばこのアメリカザリガニをさしていると思って間違いないでしょう。
元々日本にいないこのザリガニは、1930年(昭和5年)にウシガエルのえさとして、
アメリカから輸入された話は有名です。
そこから逃げ出して本州から九州まで広がっていきました。
 オスとメスの見分け方はいろいろあります。例えば、
  1. オスの方が大きい
  2. オスはハサミを閉じるとぴったりつくが、メスはすき間が空く
  3. メスの腹(腹脚と言います)の部分は長くて、毛が多い
  4. オスには生殖器がある
というような方法があります。
 また寿命は長くて3〜4年ほどです。

ザリガニをつかまえよう!
 ザリガニ釣りの方法は、スルメやニボシ等を糸でつるしてザリガニのいるところにたらします。
大きなハサミではさんできたら、すばやく引き上げます。ゆっくりだと、水から出た時にはなしてしまいます。
つり上げてから、無理に引き離そうとすると、ハサミがとれることもありますから、気をつけましょう。
 またアミですくったりできますが、後ろに逃げたりするので、はさみうちがいいでしょう。
ちなみに私は、手づかみでしか捕まえたことがないです。素手の場合ははさまれないように気をつけてください。


ザリガニの子ども
 一度卵をだいたザリガニを捕まえたことがあります。
60cm水そうにその1匹だけ入れて、広々と飼いました。
数日で卵がかえり赤ちゃんザリガニがウヨウヨしだしました。

 ザリガニは春と秋の2回卵を抱きます。
卵を抱いたメスは、腹を動かし新鮮な水を送っています。
そして、卵から生まれてくるのはほとんど親と同じ姿形です。(色は違います)
生まれてからもしばらくは母親の腹にくっついています。
親から離れても、私が近寄ったり(驚いたり)すると、すぐに逃げ帰ります。
 ある程度大きくなって親から離れると、
別の水そうに入れ替えるか、逃がしてやるかしないと、
親に食べられたり、共食いを始めることもあります。


飼い方
 短期間飼うのならどんな入れ物でもいいですが、長期間飼うのなら、60cm水そうに3匹程度が良いでしょう。
水深はそんなに深くない方がいいです。陸地(石を崩れないように組んでも良いですね)も作った方がいいです。
また、入れ物が浅いと逃げますので気をつけてください。
えさは、雑食ですので、ニボシ、パン粉、ご飯粒、野菜(葉っぱ物)等、あるいは、ザリガニの餌等も売っていますのでいろいろやってみてください。
 脱皮をしたとき、他のザリガニにやられる事がありますので、必ず石などでかくれ場所を作ってやってください。(良いことを言えば別の入れ物に離してやればいいでしょう)
水温は10数度〜20度ぐらいが良いと思います。



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